1型液・2型液って何?塗料の違いやメリットデメリットを解説
外壁塗装や屋根塗装は雨風にさらされる箇所なので、品質にこだわりたい方は多いでしょう。色の選択にプラスして、耐久・低汚染・遮熱などの機能性は重要です。そこで、1型液・2型液について知識を得ておくと、家庭にとって最適な塗装ができます。ここではそれぞれメリット・デメリットを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1型液・2型液の違い
外壁や屋根塗装には、1型液・2型液と2つの塗装液が存在します。それぞれ共通することは、塗膜ができるように『硬化剤』が必要ということです。ここでは、それぞれの違いを紹介しています。
1液型
塗装の主成分と硬化剤が、はじめから混ぜられている液体です。硬化剤を継ぎ足して、かくはんする必要がないので、手間を省くことが出来ます。また、一度出した分が使いきれない場合は、翌日も使用できるので無駄になりません。缶のなかは、蓋をしていれば固まる心配もないので、とても取り扱いやすい性質です。
本来は、主成分と硬化剤を別で扱う、2液型が主流でしたが、効率的な作業をするために、1液型が開発されました。硬化剤をかくはんする技術も不要で、仕上がりが均一になることも特徴です。使用箇所によっては、素人でも取り扱いがしやすいでしょう。
2液型
塗料の主成分と硬化剤が別々なので、かくはんの必要がある液体です。使う分量をきちんと想定して、硬化剤を混ぜてつくります。一度にすべて使いきることが前提なので、つくりすぎて無駄にならないよう注意が必要です。
また、硬化剤を規定量より多く入れると、時間が経過しても、べたつきが生じてしまいます。混ぜる量にも注意深くならなければなりません。手間がかかりますが、1液型よりも頑丈な仕上がりになるメリットがあります。また、塗装できる素材に偏りがないので適応力も抜群です。
1型液・2型液のメリットデメリット
ここでは2つのメリット・デメリットを細かく紹介します。外壁塗装でも、住宅のどこを塗装するかによって、選び方がかわるので注意しましょう。
1液型のメリット
最大のメリットは、硬化剤のかくはんが不要であることです。手間が省けるので、スムーズに作業を進められます。また、固まるまでに時間がかかるので、あわてずに塗ることが可能です。もしも、液を出しすぎたとしても、缶にもどしておけば、翌日使用できるので無駄になりません。さらに、2液型よりも価格がおさえられることも魅力です。
1液型のデメリット
乾きにくいので、人が通る部分に塗ると衣服や体に付着する危険性があります。また、重ね塗りをするときは、1度目の塗装をとかすこともあるので、混ざらないよう同色の塗料が必要です。さらに、塗装できる材質が限られているので、対応できるかを確認しましょう。そして、耐久性が2液型よりも劣るので、雨風や日光が当たりにくい場所に使うなど、工夫をしなければなりません。
2液型のメリット
1番のメリットは耐久性の高さです。色持ちがよく、乾燥や摩耗にも強い仕上がりになります。一見1液型よりも価格が高く感じますが、長期間もつのでコスパがよいでしょう。また、塗る素材を選ばず、重ね塗りも簡単にできるので、色を変えて楽しむことも可能です。1液型より早く乾くので、生活導線付近の塗装にも向いています。
2液型のデメリット
使用量をきちんと想定したうえでの硬化剤かくはんは、手間がかかるのでデメリットでしょう。また、気温の高い季節は乾きやすいので、急いで作業を進める必要があります。プロが取り扱うレベルの技術が必要な塗料です。そして1缶が1液型より高価なので、広範囲の使用であれば、それなりの予算がかかります。また、匂いが強いものもあるため、近所へ気づかうことも重要です。
おすすめな塗料はどっち?
素人が2液型を使用することは、難易度が高いでしょう。適量をかくはんすることや、素早く塗り進めるには、相当な経験が必要です。小さい範囲で、個人がDIYする程度であれば、1液型を使用しましょう。しかし、外壁塗装や屋根塗装など、おおがかりな部分は、プロに2液型を使用してもらうと安心です。2液型の耐久年数は約3年とされるので、多少のランニングコストがかかっても損はしません。
また、1液型を積極的に使用する業者には注意が必要です。取り扱いやすいこともあり、職人の技術が未熟な可能性もあります。業者と取引をする前に、何液を使用するかを必ず確認してみましょう。2液型を取り扱い・指定できる業者であれば、きちんとした技術を持っている可能性が高くなります。
まとめ
外壁や屋根には、安心できる塗料と技術が必要です。とくに傷つきやすい箇所には、質のよい塗装をすることで、美しい見た目がキープできます。個人で手の届く範囲であっても、プロにまかせるとよいでしょう。足立区では塗装業者が多数存在するので、価格や技術など納得できるところが見つかります。ぜひ、さまざまな業者に見積もりを依頼しましょう。また、塗料について勉強をし、しっかりと質問することは重要です。2液型の使用が可能である業者であれば、確かな技術といえます。信頼できる業者であるかをきちんと見極めて、長期間満足できる外壁塗装や屋根塗装をめざしましょう。
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引用元:https://rakuto-kk.jp/
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足立区、葛飾区でお客様に支持されており、創業以来地域密着型の外壁、屋根塗装専門店として多くの実績を誇る会社です。外壁、屋根塗装の専門店であることから、プロが揃っているだけではなく、塗装に必要な許可、資格、保険をしっかり取得しているのが強みです。