外壁塗装の水性塗料と油性塗料の違いとは?

公開日:2022/02/15


外壁塗装には水性塗料と油性塗料があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。どちらの特徴も捉えておくことで外壁塗装の塗料を上手く選べるようになりますよ。ということでこの記事では水性塗料と油性塗料のメリット・デメリットについて紹介していきます。

水性塗料と油性塗料の違い

ここでは水性塗料と油性塗料の特徴についてそれぞれ見ていきましょう。

水性塗料

まず水性塗料とは、主な成分が水で作られており、溶剤にシンナーを使用しない塗料のことです。希釈する際にも水を使うため塗料独特のシンナー臭がない塗料といえます。またシンナーを使っていないため大気汚染やシックハウス症候群対策が可能です。しかし溶剤にシンナーが含まれていないため塗膜は弱くなる傾向にあります。

ただし近年の水性塗料は開発が進んでおり、商品によっては塗膜が強い物も増えてきています。商品を選ぶ必要はありますが非常に用途の高い塗料といえるでしょう。

油性塗料

油性塗料とは主にシンナーなどの有機溶剤でできている塗料のことで、乾燥する際にも水ではなく有害物質が揮発します。そのため最近では使われることが少なくなってきましたが、密着力が高く、雨風に強いため大部分ではなく小さい箇所に細かく使われることが多いです。

油性塗料のメリット

油性塗料のメリットをみていきましょう。

耐久性が高い

水性塗料に比べ、油性塗料は耐久性が強いです。紫外線による外壁の劣化も遅らせることができるため、屋根や屋外にある塗装に最適です。

・密着力が高いゆえどんな素材にも塗れる
塗る素材を選ばないことも油性塗料の魅力といえます。イメージは水性ペンか油性ペンかの違いと考えるとわかるかと思います。油性塗料は密着力が高く、金属のつるつるした表面にも塗ることができるため外壁以外の用途で使われることも多いです。

発色がいい

油性塗料では水性塗料では難しい原色を塗ることができます。たとえばジャングルジムや鉄棒などの原色に近い色は油性塗料でしか塗ることができません。さらに油性塗料は発色がよく艶が出るため、キレイな色を塗ることが可能です。

油性塗料のデメリット

油性塗料にはデメリットもあります。

環境への配慮が必要

油性塗料を使って作業する場合には強い臭いがするため近隣住民の方への配慮が必要です。また施行する方々もシンナーなどの有害物質をたくさん吸ってしまうので体調を崩すケースも多いです。環境的にも有害物質を多く出すのはよくないため油性塗料のデメリットであります。

扱っている業者が少ない

臭いが強く、室内に臭いが籠る油性塗料は扱わない業者も出てきています。そのため、油性塗料を使いたい場合は事前に扱っているか確認する必要があります。

水性塗料のメリット

次に、水性塗料のメリットについてみていきましょう。

可使時間が長い

塗料には蓋を開けてから使える時間に限りがあり、乾いてしまうと使うことができません。油性塗料では開けて1日しか持たないのに対し水性塗料は蓋をすれば次の日も使用できます。量や使用時間を誤ると無駄に塗料を消費することになりますから、可使時間が長いことは水性塗料のメリットといえます。

安全性

なんといっても水性塗料のメリットは有害物質を含まない安全性でしょう。VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)の量は油性塗料の1/4~1/9といわれており、シックハウス症候群の予防や、光学スモックの抑制につながります。

水性塗料のデメリット

水性塗料のデメリットも確認しておきましょう。

施行中に雨が降ると塗料が落ちるケースがある

水性塗料は乾くまでに時間がかかり、完全に硬化するまでは水に弱い傾向にあります。そのため施行中に雨が降ってしまうとせっかく塗った塗料が落ちてしまうことがあります。天候を見極める必要があるため、扱いが難しい塗料といえます。

塗布できない素材も

水性塗料は金属などの塗料を弾く素材へは塗布ができないことがあります。素材を選ばなければならないのでその点は水性塗料のデメリットになってしまいます。

水性と油性、どちらがよい?

ここまで水性塗料と油性塗料について見てきましたが、果たしてどちらがよいのでしょうか?

艶・耐久性・機能面をとるなら油性

やはり油性塗料は水性塗料には出せない艶がありますし、耐久性も今のところは油性塗料の方が高いといえます。また滑らかな金属面や水性には塗れないものも塗装できることから機能面でも油性塗料に分があるでしょう。汚れにくい家を希望する方や、原色に近い色で塗装をしたい場合には、油性塗料がオススメです。

環境・身体・周囲への影響を考えるなら水性

対して水性塗料は、シンナーなどの有害物質が少なく、身体に安心して使用できます。また日本ではシンナーなどの有害物質の使用を極力抑えるように指示されており、環境面を考えても水性塗料のほうがよいでしょう。さらに現在の水性塗料は耐久性、密着性など油性塗料に引けを取らないほどの製品もできています。加えて油性塗料は施工中に近隣の方々に迷惑をかけてしまう可能性もあります。よほど理由がない限りは水性塗料で事足りるといえそうです。

 

本記事では油性塗料と水性塗料についてみていきました。近年では水性塗料の生産が多く良質な製品も出てきているため油性塗料を使用していない業者も増えています。油性塗料を使いたい場合には、施工業者が取り扱っているか確認することが大切です!

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