外壁塗装をすれば防音対策ができる?塗料の持つ意外な能力とは

公開日:2023/02/15

人通りや交通量が多い場所に住んでいると騒音が気になるものですが、お金がかかる防音工事を簡単にすることはできません。しかし大がかりな工事をしなくても、外壁塗料で防音効果を上げることは可能です。この記事では外壁塗装で防音対策する方法や効果的な防音対策を紹介するので、騒音に悩んでいる人は参考にしてみてください。

外壁で防音対策ができるってホント?

騒音には外からの騒音や家の中の音漏れなどさまざまなものがあります。まずは防音について知りましょう。遮音は音を遮ることです。空気の振動によって音は伝わりますが、振動を跳ね返すことで音が漏れるのを防げます。そして密度の濃いものほど遮音効果は優れています。しかし音を遮ってもボリュームを下げることはできないため、遮音しきれない音は漏れてしまうでしょう。

また吸音は音を吸収し、反響を防ぐことです。発泡スチロールなどスポンジ製の柔らかい素材は効果が高いですが、跳ね返しきれない音は伝わってしまいます。防音対策には遮音と吸音の両方が必要です。そして、一般的な防音対策としては二重窓を作ったり、防音材や遮音材を使ったりしたリフォームが挙げられます。しかし壁を剥がしたり新しく窓を埋め込んだりする工事は、お金も時間もかかってしまうものです。工事中は部屋を使えず、生活が不便にもなります。

しかし工事をしなくても、外壁を工夫することで防音対策は可能です。外壁での防音対策は、工事よりもお金がかかりません。また基本的に屋外の作業になるため、工事期間中も室内で過ごしたり、家を留守にしたりできます。

防音対策に塗料選びも重要!

外壁で防音対策するには、塗料選びが重要になります。防音対策に効果的な塗料として有名なのが、日進産業の「ガイナ」という塗料です。ガイナは密度の高い特殊なセラミック中に、空気を含んだビーズが隙間なく並んでいる構造をしています。ほかの塗料よりも表面積が広いガイナを外壁に塗ることで、ビーズが壁全体に広がり当たった音を反射できるのです。また、家内部からの音漏れを防ぐ効果もあります。金属製の屋根塗装に使えば、うるさい雨音を軽減することも可能です。

また、最新技術で作られたガイナは、防音効果のほかにも遮断効果や耐久効果、防露効果、防臭効果など多くの機能を持っています。防音と同時に家の快適さにもつながるのです。次にガイナで外壁塗装をするメリットとデメリットを紹介します。

工事費用が安い

遮音材や防音材を使うリフォーム工事では、内装を一度壊して作業しなければいけません。工事費用のほかに解体費用や産廃処分費用もかかってしまいます。一部屋でも数十万円、家全体になると数百万円になる可能性もあるでしょう。

一方外壁塗料による防音対策は、工事よりも費用がかかりません。ガイナはほかの塗料に比べて費用が高いですが、その分耐久性や断熱性などの多くの効果を持っています。

作業中も不便ではない

室内工事を行った場合、部屋を使えなかったり家を留守にしたりできません。大掛かりな工事になると、一時的に引っ越しをすることもあります。しかし基本的に屋外での作業になる外壁工事では、洗濯干しや窓の開閉などはできませんが、ほぼ通常通りの生活をすることが可能です。

濃い色やツヤが出ない

ガイナは白めの塗料で、ほかの色を混ぜることで色合いを変えていきます。ベースが白なので、極端に濃い色にするのは難しいでしょう。またツヤなしの塗料のため、仕上がりはどうしてもマットになります。フラットな仕上がりにもならないので、見た目にこだわりがある人は外壁塗装する前に確認しましょう。

外壁塗装とあわせてできる防音対策とは

最後に、外壁塗装とあわせてできる効果的な防音対策を紹介します。ガイナを使った防音対策にあわせて、窓を防音ガラスや二重にするのもおすすめです。内部が複層になっている防音ガラスを使うことで、窓の中に空気層ができ防音効果が期待できます。二重窓より掃除や開閉も便利なのもポイントです。

また、窓の内側にもう一枚内窓を取り付ける二重窓は、防音ガラスと同じく空気層が音を吸収してくれます。寒冷地に使われることが多い二重窓には、断熱効果や凍結効果も期待できるでしょう。リフォーム会社にもよりますが、両方とも費用は数万円~数十万円です。

そのほかにも吸収材や遮音シートを使うことで防音対策ができます。壁の表面に貼る遮音シートは手軽ですが、遮音シートのみだと高い効果は期待できません。シートに反響した音が逆にうるさく感じてしまうこともあるので、吸音材とともに使うのがおすすめです。壁一面に遮音シートと吸音材を使ったリフォームは十数万円になります。

換気扇を工夫するのもよいでしょう。空気を通す換気扇は、同時に音も通してしまいます。換気扇の屋外に防音効果があるフードや吸音材を取り付けたり、換気口にサイレンサーを取り付けたりすれば防音効果をアップすることが可能です。換気扇の加工は数千円からできるので、お金をかけたくない人にもおすすめでしょう。

まとめ

大がかりな防音工事をしなくても、外壁塗装で音漏れや騒音の侵入を防ぐことは可能です。ガイナによる外壁塗装は一般的な防音工事よりも費用が安く、作業時もほとんどいつも通りの生活を送れます。ガイナは一般的な塗料よりは効果ですが、防音のほかにも断熱効果や耐久効果があるので省エネや快適性もアップするでしょう。防音には遮音と吸音の両方が必要なことも覚えておいてくださいね。また、リフォーム業者を選ぶときには悪徳な業者を選ばないよう、数社を比較するようにしましょう。

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