足場代は高いから削りたい!外壁塗装に足場は必ず必要なの?

公開日:2022/07/15


外壁塗装時に足場は必須なの?なくても問題ないのでは?と考えている方はいませんか?外壁塗装時の足場には、とても重要な役割があるのです。本記事では、外壁塗装時の足場がなぜ必要なのか、足場が設置できない場合の解決策を解説します。足場代は高いから削りたいと考えている方は、ぜひご覧ください。

外壁塗装における足場・足場代とは

ここでは、外壁塗装を行う際の足場がどんなものなのか、足場代はどのくらいかかるのか、などを紹介します。これから外壁塗装を行う予定がある方は、ぜひご覧ください。

足場とは

足場とは、外壁塗装などを行う際に、塗装を行う建物の周りを囲むように設置される職人の作業スペースのことです。手を伸ばしても手が届かない2階部分の塗装を行う時に職人が乗って使用します。作業スペースとしての役割以外に、飛散防止のネットを設置する役割も担っているのです。しっかりと外壁を塗装してもらうためには、足場はなくてはならないもののため、足場代は節約できない費用として捉えておきましょう。

足場代

足場代の相場は、80万円から120万円ほどといわれています。足場のサイズが外壁塗装を行う住宅のサイズによって変わるため、料金も住宅のサイズによって変わるでしょう。とても高額なため、足場なしで外壁塗装を頼むことはできないの?と感じる方もいるかと思いますが、足場は外壁塗装を行う際に確実に必要なものです。職人の命を守るため、しっかりと塗装を行うためにはなくてはならない存在なので、費用を節約しようとはせずに、しっかりと足場を作成してもらいましょう。

足場はなぜ必要なのか

何で足場は必要なの?という疑問をお持ちの方のために、ここではなぜ外壁塗装時に、自宅周りに足場を組んでもらわなければいけないのかを紹介します。足場の設置で足場代がかかることに納得がいかない方、これから外壁塗装を行う予定があるという方は、ぜひご覧ください。

職人の命を守るため

外壁塗装時などに、作業を行う住宅の周りを囲むように足場を設置する最大の理由は、職人の命を守るためです。高所での作業はとても危険を伴います。当たり前かもしれませんが、2階以上の高さから落ちてしまったら、骨折などの大けがを負ってしまうでしょう。

最悪の場合、命に関わるような怪我を負ってしまう可能性も否定できません。高い場所での作業になれているようなベテラン職人であっても、うっかりしてミスを起こしてしまう可能性があります。そのため、確実に誰も怪我をせずに全ての作業を完了させるためには足場は必要不可欠です。

隣人のため

自分とは一切関係のない隣に住んでいる方が自宅の塗装工事を行っていて、その塗料や汚れなどが飛んできて敷地や自宅に付着してしまったら気分が悪いと感じませんか?ほとんどの方は、嫌な気持ちになってしまうでしょう。外壁塗装時に自宅の周りに足場を設置すると、足場に飛散防止のネットをつけることで、汚れや塗料が隣の家に飛んで行ってしまわないよう防ぐことができます。

このように足場の設置は、自分たちだけでなく周りの方にとってもメリットです。足場の設置は隣人トラブル回避にも役に立つので、しっかりと設置してもらうようにしましょう。

しっかりと塗装するため

経験豊富なプロの職人であったとしても、万全に整っていない環境で全ての実力を発揮することは、なかなか難しいことです。そのため、完璧な塗装を行ってもらうためには足場は必須。外壁の塗装は頻繁に行えることではないため、しっかりと塗装してもらいたいと考えているなら、足場を組んで外壁塗装を行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。

足場を作るのが難しい場合の解決策

ここでは、さまざまな事情で足場を作るのが難しいという場合の解決策を紹介します。自分の家は隣の家との距離が近いから外壁塗装は頼めないかもとひとりで悩んでいる方は、ぜひこちらをご覧ください。

狭小地用の足場を使用する

一般的な足場の横幅は、60cmほどあるため自宅から塀までの距離は70cmほど必要です。自宅から塀までの距離が70cmもないという場合には、狭小地用のものを使用することで、足場を設置することができます。なお、狭小地用の足場は最小30cmの場所まで対応可能です。

隣人の土地を借りる

狭小地用の足場を設置するスペースもないという場合は、隣に住んでいる方の敷地を一部借りるという解決策があります。日ごろからご近所付き合いを行っている場合にも行っていない場合にも険悪な関係でない限り、ほとんどスペースを借りることができます。スペースを借りなければ足場を立てられないか、素人が判断することは難しいため、隣人との交渉は塗装業者に任せましょう。

無足場工法

どうしても足場の設置ができないという場合には、足場を完全に設置せずに屋上からロープを垂らして作業する無足場工法を利用するという解決策があります。ビルの壁でロープに乗って清掃などの作業を行っている方を見たことがあるのではないでしょうか?

あれが無足場工法です。無足場工法には足場が組めないような場所でも作業が行えるというメリットがあります。無足場工法は、外壁塗装を行っている全ての業者が対応しているわけではないので、事前に確認を行いましょう。

高いけど必ず設置しよう!

外壁塗装を依頼する際の足場の料金は、決して安くはない金額のため、足場を設置しないで費用を節約してもらいたいと感じる方もいるかと思います。しかし、足場は作業を行う職人の安全や隣人に迷惑をかけないために必要不可欠なものです。無駄な費用とは考えず、必要な費用としてとらえるようにしましょう。

 

足場は、作業を行う職人の安全や周りの人に迷惑をかけないため、完璧な塗装を行ってもらうために必要です。一般的な足場を設置することができないような狭い場所であっても、狭小地用の足場を利用することや隣人の土地を一部借りることで足場を組むことができます。足場代は費用がかさむから必要ないのでは、と感じるかもしれませんが、足場代は削らず必ず設置するようにしましょう。

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