外壁塗装とサイディングはどっちがお得?予算重視の比較ポイント

公開日:2024/03/15

サイディング

外壁の補修を考えているけれど、外壁塗装とサイディングどちらがいいの?とお悩みではありませんか。そこで本記事ではそんなお悩みを払拭すべく、外壁塗装とサイディングについて、予算に重きを置いた比較ポイントをお伝えします。この記事を最後までお読みいただき、ご自宅に最適な外壁補修工事にお役立てください。

サイディングとは?

外壁のリフォーム方法として、外壁塗装とサイディングの張り替えがありますが、そもそもサイディングとはどのようなものなのでしょうか。ここでは、サイディングについて解説していきます。

サイディングとは

サイディングとは、建物の外壁に使用する、塗装した板状の外装用建材のことです。サイディングは豊富なデザイン性を持ち、さまざまな色や形のバリエーションがあります。また、耐用年数についても、適切にメンテナンスすることで、40年程度の寿命が期待できます。

サイディングの種類

サイディングは材質ごとに4つの種類に分けられ、それぞれの特徴は以下のとおりです。

・窯業系(ようぎょうけい)サイディング

窯業系サイディングは、セメント質と繊維質で成型されたサイディングです。窯業系サイディングのデザインはレンガ調やタイル調、石積み調など豊富なバリエーションが特徴です。また、防火性能、耐久性能にも優れています。最近の新築戸建てでは、約75%超において窯業系サイディングが採用されています。

・金属系サイディング

金属系サイディングは、ガルバリウム・アルミニウム・ステンレスなどの鋼板で作られたサイディングです。金属系サイディングは防水性や耐天候性が高く、窯業系サイディングよりもメンテナンスに手間がかかりません。

・木質系サイディング

木質系サイディングは、天然木を材料にしたサイディングです。木質系サイディングは木の温もりが感じられ、外観デザインにこだわった住宅に採用されています。また、熱を吸収しづらく断熱性に優れることも特徴です。

・樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を板状に加工したサイディングです。樹脂系サイディングは塩害や凍結に強く、耐天候性に優れるため、とくに北米で普及しているサイディングです。

外壁塗装とサイディングのメリット・デメリット

ここまではサイディングの概要や種類について解説してきました。ここでは、外壁塗装とサイディングのメリット・デメリットについて解説します。

外壁塗装のメリット

外壁塗装は、サイディングと比べて施工費用が安価であることが大きなメリットです。サイディングの上にクリアの塗料を施工すれば、サイディングのデザインをそのまま活かすことも可能です。

外壁塗装のデメリット

外壁が補修できないほど劣化していると、塗装では対応できないことがあります。また、外壁塗装は10年ごとのメンテナンスが必要なため、サイディングに比べてメンテナンスのスパンが短いことがデメリットです。

サイディングのメリット

サイディングの張り替えは、施工時に防水シートや断熱材の補修も可能なため、外壁からの雨漏りも改善することが可能です。また、外壁材そのものが新品になるため、住宅の古びた印象を一新できることもメリットです。

サイディングのデメリット

サイディングの張り替えは、既存外壁材の解体や撤去が必要なため、塗装と比べて施工費用が高額になることがデメリットです。また、モルタルの外壁からサイディングへの張り替えは不可能であり、モルタルを剥がさず、その上からサイディングを張るカバー工法で対応するしかありません。

外壁塗装とサイディング、どちらがお得?

ここまでは、外壁塗装とサイディングのメリットとデメリットについて解説しました。では実際に、外壁塗装とサイディングのどちらがお得なのでしょうか。ここでは、ポイントごとに比較していきます。

費用と耐用年数で比較

モデルケースとして「建坪25坪・2階建住宅の施工費用と耐用年数」を以下に示します。

・外壁塗装→施工費用:約70万円、耐用年数:約15年、10年あたり費用:約47万円

・サイディング張り替え→施工費用:約180万円、耐用年数:約30年、10年あたり費用:約60万円

・外壁カバー工法→施工費用:約150万円、耐用年数:約30年、10年あたり費用:約50万円

耐用年数で比べると、サイディングの張り替えやカバー工法が優れていますが10年あたり費用で比較すると、外壁塗装が1番お得になっています。サイディングであっても10年に1度のメンテナンスは必要なため、費用面では外壁塗装がお得だといえるでしょう。

築年数が10~20年であれば外壁塗装がおすすめ

外壁塗装とサイディングのどちらがお得なのかは、住宅の築年数によって異なります。築年数が10~20年程度の場合、外壁の劣化は軽度である可能性が高いため、外壁塗装のほうがお得になります。一方、築年数が30年以上の場合、塗装を施しても、劣化が進んだ外壁の性能を取り戻すことは難しくなるため、サイディングのほうが望ましいといえます。

まとめ

今回は外壁塗装とサイディングはどちちがお得なのかについて解説しました。外壁塗装のメリットは、施工費用が安価なことであり、デメリットは、外壁の劣化が進んでいると塗装では対応できないことです。一方、サイディング張り替えのメリットは、外壁からの雨漏りも一緒に補修できることであり、デメリットは、外壁塗装と比べて施工費用が高額になることです。また、10年あたり費用で比較すると、サイディングより外壁塗装がお得になっています。さらに、築年数が10~20年程度であれば、外壁の劣化は軽度であるため、外壁塗装のほうがお得になります。大切な住宅に長く住まうためにも、外壁の劣化が軽度で築年数が古くなる前に、ぜひ外壁塗装を検討してみてください。

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