外壁にも防水機能は必要?外壁塗装で家を守ろう!
外壁塗装には雨水の浸食を防ぐ効果があります。外壁塗料には防水塗料という種類もあり、モルタル壁には必須で使われます。モルタルはひび割れしやすいため防水塗料を使うことで防水性を高めています。ということで今回は外壁の防水塗料とはどんなものか、防水塗料で施工する場合の費用について紹介します。
外壁に防水機能は必要?
結論から述べると外壁に防水機能は必要です!なぜなら外壁が水を吸ってしまうと、外側の材料から腐食が進み最後には柱などがもろくなる危険があるからです。そのため防水機能の付いた塗料を塗ることや、外壁に塗装を重ねて塗っておくことが必要といえます。
塗膜とは?
塗膜とは外壁に塗料を塗ってできた層の事で、この層がある事で家は水から守られています。塗膜の役割は主に「雨漏りを防ぐこと」「外壁を汚れから守ること」です。防水機能は塗料を塗ることで外壁に防水機能を付与できます。外壁を汚れから守るためには、汚れにくい塗料を使用したり色に気を配ったりする必要があるでしょう。
防水塗料を使用する際の注意点
まず防水塗料はどんなものか見ていきましょう。防水塗料とは、塗料の中でも防水性能に長けた塗料を使った塗装のことをいいます。ほとんどの場合、ひび割れを防止する「弾性塗料を使った塗装を防水塗装」といいます。この記事ではここから防水塗装は弾性塗料を使ったものだと考えて話を進めていきます。
防水塗料の注意点
防水塗料は外壁の防水性を高めるうえで強力ですが、どんな壁にも塗れるような万能なものではないのです。ここでは防水塗料の注意点について紹介します。
・基準塗布量を守る
防水塗料はゴムのように伸び縮みするため、基準塗布量を守る必要があります。悪徳業者の中には塗る量を減らして利益を上げようとする場合もあるので注意が必要です。きちんと塗装が完了しているか確かめるには、塗料の種類や缶の量、どの程度の量がかかるのかあらかじめ確認しておき、作業終了後に再度確認するとよいでしょう。
・乾燥時間を長くとる
塗料は何度も塗るのが基本となっており、どの塗装方法でも3回以上は重ね塗りをして耐久性を高めています。乾燥時間は温度や種類によって大きくばらつくため、一概に何時間とはいえませんが下地を塗ってから上塗りする場合には30℃だと2時間以上、23℃だと3時間以上、5℃〜10℃だと8時間以上必要になります。乾燥時間を長く取らないと、弾性機能がうまく働かずひび割れが起きやすい壁になってしまいます。
・防水塗料に適さない素材には塗れない
防水塗料のみならず、塗料を塗る時には下地が必要です。塗料のみでは外壁に密着する力が弱いため下地を使って密着力を高めています。防水塗料と相性が悪い外壁は「窯業系サイディング」で劣化具合によっては防水塗料や下地が利用できないかもしれません。相性が悪い理由としては、窯業系サイディングは防水性がなく水分を含みやすいからです。水分を含んだ壁に弾性塗料を使用すると、水ぶくれという現象が起こり、取り返しがつかなくなります。
外壁を防水塗装するといくらかかる?
外壁を防水塗装するといくらかかるのでしょうか。一般塗料と防水塗料を比較してみましょう。以下は相場の価格なので、あくまで参考程度に考えてください。
一般塗料と防水塗料の相場は
・一般塗料(シリコン):2,500〜3,500円/m2
・防水塗料:5,000〜6,000円/m2
となっています。またこの他に足場組みや人件費、養生シート、塗装する器具の調達などの費用がかかり合計では50万~150万程度は必要になるでしょう。では次に施行方法によっての金額も見てみましょう。
施行方法の相場が次の通りです。
・単層弾性仕上げ:2,600~4,000円/m2
・複層弾性仕上げ:5,000~6,800円/m2
・微弾性仕上げ:2,000~5,500円/m2
単層弾性仕上げは下塗りを1回、上塗りを2回の計3回の塗装を行う方法で、比較的安く済ませることができます。上塗りの2回は同じ材料を使うので、材料も少なく効率がよいのが特徴です。次の複層弾性仕上げは下塗りを1回、中塗りを2回、上塗りを2回の計5回の塗布を行います。塗膜が厚くなるだけあって防水機能はとても高いです。
ただ作業工程が多くその分材料費と人件費がかかるためあまりおすすめはできない方法です。最後の微弾性仕上げは下地に「微弾性フィラー」というものを使用します。下地に弾性的なものを使用するためより弾性力が増すのが特徴です。こちらも単層弾性仕上げ同様、微弾性フィラー、上塗り2回の計3回の塗装です。
いかがでしたでしょうか。今回の記事では防水塗料の注意点や施工費用などを紹介しました。外壁のひび割れは建物の耐久性を落とすほか、最悪の場合は支柱などに腐食が発生し倒壊する危険もあります。また防水塗料はサイディング系の外壁には使用できないケースが多いため注意が必要です。モルタルなどの割れやすい外壁を使用されている場合は相性がとてもよいため、外壁塗装を行う際に弾性塗料の施工を検討してみてはいかがでしょうか?
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引用元:https://rakuto-kk.jp/
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