モルタル外壁の家におすすめの「弾性塗料」とは?

公開日:2022/01/01   最終更新日:2022/11/25

近年ではサイディング外壁が主流になりモルタルを見ることは少なくなってきました。

上品な質感のあるモルタルの外壁を求める方もいるのでは?しかしモルタルはひび割れがしやすく水に弱い性質があるのも事実です。

そこでおすすめなのが防水性能を備えた弾性塗料を使用することです。

ここでは弾性塗料の特徴について深堀りしていきます。

弾性塗料とは

弾性塗料とはその名のとおり、弾力性をもった塗料のことで主にひび割れ防止に効果を発揮します。

また日本産業規格(JIS規格)では6909で定められており20℃で伸び率が120%になる塗料を弾性塗料と定めています。

ここからは伸縮性を持った弾性塗料のメリット・デメリットを紹介していきます。

弾性塗料を使用するメリット

ここで、弾性塗料を使用するメリットを紹介します。

■ひび割れ防止

弾性塗料を使用することで、外壁のひび割れを防ぐ効果が期待できます。

建物は動かないと思われる方もいるかもしれませんが、木の伸び縮みや家の前を通る車両の振動などで動くことがあります。もちろん地震や強風などでも物理的に動くこともありますね。

外壁に硬い塗料を使っている場合、外壁にひびが入ると塗膜も同時に割れてしまいます。弾性塗料を使用すれば、外壁にひびが入ったとしても弾性塗料が伸び、塗膜が割れることがなくなるため、ダメージを最小限に抑えることが可能です。

■防水性向上

弾性塗料を使用するメリットとして防水性の向上もあります。

防水性が低下するのは外壁に問題があるのではなく、ひび割れた際に塗膜までが破れてしまうことが原因です。

そのため弾性塗料を使用すれば、塗膜までがひび割れることを防ぎ、防水性を向上させることができます。

■モルタルとの相性が抜群

弾性塗料はモルタルとの相性が非常によいです。詳しくは最後の見出しをご覧ください。

弾性塗料を使用するデメリット

■外観に問題が出る場合も

弾性塗料は気密性も高い塗料であることから、塗膜の一部が膨らむ「水ぶくれ」という現象が起こります。一度膨らんでしまうと元に戻すことが困難なことに加えて、油膜が剥がれやすくなります。

そのため外観に悪いイメージを与えてしまうほか、外壁の劣化スピードが速くなってしまいます。実際、この水ぶくれが起こるという理由で、現在の外壁塗装ではあまり使用されていないのが現状です。

■施工が困難

弾性塗料の外壁塗装を行う場合は、まず高圧洗浄で汚れを落とし、完全に乾いてから塗装を行います。

しかし完全に乾ききる前に塗装を始めると塗膜が膨らみやすくなってしまいます。そのため弾性塗料を塗装する場合には施工会社の技術次第になる場合もしばしば。技術がないと上手く施工できない点も弾性塗料のデメリットといえるでしょう。

弾性塗料には3種類の仕上げ方

同じ弾性塗料でも、仕上げ方には違いがあります。

■単層弾性仕上げ

単層弾性仕上げは外壁に対し「下塗り・上塗り・上塗り」の3段階で仕上げる塗り方です。

上塗りの2回は両方同じ塗料を使用し厚みを持たせるのが特徴です。

■複層弾性仕上げ

複層弾性仕上げでは、「下塗り・中塗り・中塗り・上塗り・上塗り」の5工程で仕上げるものを指します。

複層弾性仕上げの特徴は中塗りと上塗りの塗料が違うことです。一般的には中塗りに弾性塗料を使用し、上塗りには別の塗料を使用します。ただし、作業工程が多く時間がかかりやすい複層弾性仕上げは、施工代がかさむといったデメリットもあります。

戸建て住宅で使われることはあまりなく、主に屋上やベランダなど屋外に使用されます。

■微弾性仕上げ

微弾性仕上げの名前の由来は、下塗り材の「微弾性フィラー」から来ています。微弾性フィラーには伸縮性があり、より外壁のひび割れを防止してくれます。基本的には「下塗り(微弾性フィラー)→上塗り→上塗り」の3工程。

下塗り材は厚く塗るほど高い性能を発揮するため、微弾性の塗料を下塗り材に使用することは理にかなっているといえるでしょう。

弾性塗料はモルタル外壁に最適!

モルタルは施工方法がローラーで塗るのではなく、吹きかけて行います。そのためモルタルは塗膜に厚みがありません。

さらにモルタルは硬質塗料であり、塗装後は硬くなってしまうためひび割れが起きやすい性質を持っています。

そんなひび割れが起こりやすいモルタルには弾性塗料が最適です。

モルタルが割れてしまっても弾性塗料までひび割れすることはないため水の侵入を防ぐことができます。

従って弾性塗料はモルタルの「ひび割れ」と「水の浸透」両方を防止できることからモルタルと弾性塗料は相性がいいといえます。

 

今回はモルタルの家におすすめの弾性塗料について、弾性塗料を使用するメリットやデメリット、さらには施工方法まで紹介しました。モルタルの外壁はひび割れが起こりやすいため充分な対策が必要です。

もし注文住宅や外壁の塗り替えなど「モルタルの外壁」を検討されている方がいれば、弾性塗料の施工も考えてみてください。

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株式会社楽塗の画像 引用元:https://rakuto-kk.jp/

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