外壁塗装における「色見本」の役割とは?活用時の注意点も知っておこう
住宅の外壁を塗装する時に、一番大事なことは色を決めることです。ただし色といっても、人によって感覚が違います。相手に伝えることは簡単ではありません。そこでおすすめするのが、色見本を使った色決めです。では、外壁塗装における色見本とはどんなものでしょうか。今回は、外壁塗装における色見本の役割について詳しく紹介します。
外壁塗装における「色見本」の役割
外壁塗装をする時には色見本が使われます。では、色見本にはどんな役割があるのでしょうか。こちらでは、外壁塗装での色見本の役割について詳しく紹介します。
①色を選びやすくするため
ひとつ目の役割は、色を選びやすくするためです。こちらは主に、顧客に関係する理由です。外壁塗装では、いろんな色が使われます。ただし顧客もいきなり色を選ぶことはできません。顧客に色見本を見せて、そのなかから選んでもらいます。色見本を見せることで、顧客が色を選びやすくなります。
➁色を共有するため
ふたつ目の役割は、色を共有するためです。こちらは主に、顧客と塗装業者の両方に関係する理由です。一般的に外壁塗装の色を決める時に、赤色といっても、いろんな赤色があります。顧客がイメージする赤色と、塗装業者がイメージする赤色は当然違います。顧客に色見本を見てもらうことで、顧客と業者が色を共有することができます。
➂間違いをなくすため
3点目の役割は、間違いをなくすためです。こちらは主に塗装業者に関係する理由です。顧客から、青色で塗装を頼まれていても、いろんな現場で仕事をしていると勘違いしてしまうこともあります。もし勘違いしたまま他の色で塗装してしまうと大変なことになります。
顧客に色見本で選んでもらって、番号で決めておけば間違って他の色を塗装することがありません。以上、外壁塗装では色見本には3点の役割があります。
外壁塗装の色見本に活用できる資料の種類
外壁塗装で、色を決める時の見本になるのが色見本です。では、色見本にはどんな種類があるのでしょうか。こちらでは、外壁塗装の色見本に活用できる資料の種類について詳しく紹介します。
①色見本帳
ひとつ目は、色見本帳です。色見本帳とは、日本塗料工業会が作成している色見本の資料のことです。600色以上の色が収録されています。メリットは、600色以上の色の中から選ぶことができることです。デメリットは、修繕(タッチアップ)などで使う時には、調色して作る色であれば再度1から作らなければならないのでコストがかかります。
➁塗り板
ふたつ目は、塗り板です。塗り板とは、A4(21cm×29.7cm)サイズで作られた色見本の板のことです。メリットは、実際に色が板に塗られているので、再現性が高くなります。デメリットは、塗装業者によってはお金がかかることです。また、顧客の手元に届くまで、1週間ほどかかります。基本的には、最終確認をしたい時に頼む色見本です。
➂カラーシミュレーション
3点目は、カラーシミュレーションです。カラーシミュレーションとは、パソコンなどで見ることができる塗装後のイメージ画像のことです。住宅建築でいうところの、パースのようなものになります。メリットは、ワンクリックで色を変えることができることです。
そのためさまざまな色で、塗装後のイメージ画像を確認することができます。デメリットは、全ての塗装会社が対応しているわけではないことです。
④塗料カタログ
4点目は、塗料カタログです。塗料カタログとは、塗料メーカーが出しているカタログタイプの色見本のことです。見た目は、冊子のようなデザインになります。メリットは、一般的な塗装業者であれば、どこでも持っているということです。
デメリットは、紙製の冊子なので、時間が経過するほど色が変っていくことです。
色見本を見る際に注意するべきポイント
一般的に外壁塗装の時は、色見本を見て色を決めます。では、どんな点に注意した方がよいのでしょうか。こちらでは、色見本を見る際に注意するべきポイントについて詳しく紹介します。
①できるだけ大きなサイズの色見本を見る
ひとつ目のポイントは、できるだけ大きなサイズの色見本を見ることです。理由は、色には面積効果があるからです。面積効果とは、面積によって色の見え方が違ってくる効果のことになります。外壁塗装の場合は、できるだけ大きなサイズの色見本を見るようにしましょう。
➁自然光の下で見る
ふたつ目のポイントは、自然光の下で見ることです。理由は、室内など蛍光灯の下で見た色と、明るい太陽からの自然光の下で見た色は全く違うからです。外壁は屋外にあるので、自然光の下で見ることで最適な色を選ぶことができます。
まとめ
今回は、外壁塗装における色見本の役割について紹介しました。一般的に外壁塗装を依頼する時に、最初に見せられるのは名刺よりも小さなサイズの色見本です。ただしこの段階で、色を決めてはいけません。できるだけ広いサイズにして、自然光の下で見てから決めましょう。そうすることで、色見本を使った色選びで失敗することがありません。
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引用元:https://rakuto-kk.jp/
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