クリア塗料で外壁塗装を行うメリット・デメリットについて解説!

公開日:2023/05/15  

メリットデメリット

外壁塗装には、いろいろな塗料が使われています。一般的な塗料を使うと、前の外壁の色やデザインが見えなくなることがあるのです。そんな中、前の外壁の色やデザインをそのまま維持できるのが、クリア塗料。では、クリア塗料とはどんな塗料でしょうか。今回は、クリア塗料で外壁塗装を行うメリット・デメリットについて解説します。

そもそも「クリア塗料」とは?

多くの塗料の中でも、ユニークな特徴があるのがクリア塗料です。では、クリア塗料にはどんな特徴があるのでしょうか。こちらでは、クリア塗料の特徴について詳しくご紹介。ちなみにクリア塗料は、別名クリヤー塗料とも呼ばれることもあります。

無色透明である

ひとつ目の特徴は、無色透明であることです。その理由は、クリア塗料の主成分に無色透明な仕上げ材が使われているから。そのためクリア塗料を塗っても、無色透明になります。ちなみに一般的な塗料は、顔料・樹脂・添加剤・溶剤を混ぜてつくられており、塗料の色を決めるのは顔料です。

コーティング機能に特化している塗料である

ふたつ目の特徴は、コーティング機能に特化している塗料であることです。理由は、色のもとになる顔料が含まれておらず、仕上げ材が主成分だから。そのため、外壁材の保護やツヤ出しに高い効果を発揮します。

サイディングへの塗装の20%に使われている

みっつ目の特徴は、サイディングへの塗装の20%に使われていることです。一般的に、サイディングへの塗装は顔料入り塗料がほとんど。そのため、もとのサイディングの色やデザインをそのまま維持したい方には向きません。ところが実際は、もとのサイディングの色やデザインを長く続けたいと思っている方も一定数います。そういった方には、クリア塗料がおすすめです。

クリア塗料で外壁塗装を行うメリット

無色透明な特徴を持つのがクリア塗料です。では、どんなメリットがあるのでしょうか。こちらでは、クリア塗料で外壁塗装を行うメリットについて詳しくご紹介します。

もとのサイディングの魅力を長く持たせることができる

ひとつ目のメリットは、もとのサイディングの魅力を長く持たせることができることです。クリア塗料は、無色透明であることと、コーティング機能に特化していることの2つの特徴があります。

そのためもとのサイディングの色やデザインをそのままの状態で、長く保つことが可能です。クリア塗料は、サイディングをもとのイメージのまま長く大事に使いたい人におすすめの塗料といえます。

塗装回数が少なくて済む

ふたつ目のメリットは、塗装回数が少なくて済むことです。一般的な塗装の工程は、シーラーなどの下地塗り・乾燥してからの中塗り、最後に仕上げの上塗りの合計3度塗り。ところがクリア塗料は1回目、次に乾燥してからの上塗りの2度塗りで完了です。そのため塗装回数が少なく、短い工期で完成させることができます。

チョーキングが発生しない

みっつ目のメリットは、チョーキングが発生しないことです。チョーキングとは、チョークのような粉が塗装面に現れる現象のこと。しかし、クリア塗料にはチョーキングが発生しません。理由は、チョーキングの原因である顔料がクリア塗料には入っていないからです。そのためクリア塗料は、チョーキング現象によって、塗装面を汚すことがありません。

クリア塗料で外壁塗装を行うデメリット

クリア塗料にはいくつもの優良なメリットがあります。では、デメリットはあるのでしょうか。こちらではクリア塗料で外壁塗装を行うデメリットについて詳しくご紹介します。

汚れ・ひび割れの隠しができない

ひとつ目のデメリットは、汚れ・ひび割れの隠しができないことです。理由は、クリア塗料は色が無色透明だから。一般的な塗料は顔料が入っており、色が付きます。そのため、外壁材の劣化・悪化を隠すことができます。

それに対しクリア塗料は、無色透明なので外壁材の汚れ・ひび割れを隠すことができませんクリア塗料は、外壁材の汚れ・ひび割れを隠したい人には向きません。

すでに色落ちした外壁材の修復はできない

ふたつ目のデメリットは、すでに色落ちした外壁材の修復はできないことです。理由は、クリア塗料はコーティングできても、すでに色落ちした外壁材を修復する効果はないから。一般的な塗料は、数年ごとに重ね塗りをすることで、色落ちを防ぐことができます。

ところがクリア塗料はもともとの外壁材をコーティングすることしかできません。そのためすでに色落ちしている外壁材を修復する効果はありません。

クリア塗料が向かない外壁材がある

みっつ目のデメリットは、クリア塗料が向かない外壁材があることです。クリア塗料での塗装が向かない外壁材とは、光触媒・無機塗料・フッ素塗料などでコーティングされたサイディング。光触媒・無機塗料・フッ素塗料などでコーティングされたサイディングに、クリア塗料で塗装をするとはがれてしまうことがあります。

光触媒・無機塗料・フッ素塗料で塗られた外壁材には、クリア塗料を使わないようにしましょう。

まとめ

今回は、クリア塗料で外壁塗装を行うメリット・デメリットについて解説しました。クリア塗料は、今の外壁のデザインが気に入っている人、もとの外壁のデザインを長く保ちたい人におすすめの塗料です。サイディング塗装の5人にひとりがクリア塗料を採用しています。

現在、クリア塗料を使って外壁の塗装をしたいと思っている方は、外壁塗装業者比較サイトで、外壁塗装業者を探してみてはいかがでしょうか。

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株式会社楽塗の画像 引用元:https://rakuto-kk.jp/

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