外壁塗装は何年ごとに実施するのがよい?タイミングや判断ポイントを紹介

公開日:2024/08/15  

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外壁の塗り替えは何年ごとに行うのか、わからない人も多いのではないでしょうか。外壁塗装は、住宅の美観や保護を維持するうえで不可欠なメンテナンス作業です。使用している塗料の耐用年数や外壁材に合わせて、適切なタイミングで塗り替えを行う必要があります。本記事では、最適な外壁塗装のペースや塗装ごとの目安、判断のポイントを紹介します。

外壁塗装を行う目安

一般的な目安として、外壁塗装の周期は10年ごとが推奨されます。

一般住宅の外壁向けに使われる塗料の耐用年数が多くの場合、10〜15年であるためです。外壁塗装を築10年ごとに行うことで外壁の劣化や美観の低下を防ぎ、住宅の寿命を延ばせます。ただし、新築の場合や2回目以降の施工では多少の年数の差が生じます。

新築の場合、約8〜10年が経過したら外壁の再塗装が推奨されます。築8年から築10年を経過すると、外壁の防水効果が低下し始め、雨漏りなどの劣化症状が現れやすくなるためです。2回目以降の塗装は、使用した塗料の耐用年数に応じて塗り替えるタイミングを見極める必要があります。

2回目以降は塗料の耐用年数が目安

2回目以降の外壁塗装は、塗料ごとの耐用年数を目安に行います。

外壁塗装に使用する塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ耐用年数や特性が異なります。アクリル塗料は耐用年数が2〜3年で、塗料としての耐久性が低いため、現在ではほとんど使用されていません。しかし、価格が安く、頻繁に外壁を塗り替えたい人にはおすすめです。

ウレタン塗料は耐用年数が8〜10年で、アクリル塗料よりも耐久性がありますが、紫外線に弱く変色しやすいという特性があります。シリコン塗料は最も多く使われている外壁塗料で、耐用年数が10〜15年となっています。

防汚や撥水性、防カビ性などさまざまな性能を持ち、耐熱性や耐水性、耐久性にも優れています。フッ素塗料は耐用年数が15〜20年と長く、耐久性が高いため商業施設やマンションなどの大型建物に使用されています。

外壁材の耐用年数

サイディングの耐用年数は塗料よりも長く、40年程度とされています。

しかし、サイディングを長持ちさせるために表面に塗料を施すので、どの種類のサイディングであっても10年程度でメンテナンスを行いましょう。とくに、木質系サイディングは湿気を吸いやすいため、定期的な塗り直しが必要です。

タイルやレンガはメンテナンスフリーな傾向がありますが、コーキング部分のメンテナンスは欠かせません。

外壁塗装の検討が必要な劣化症状

外壁塗装に現れる劣化症状は、塗装が必要なサインです。

劣化が進むと、外壁の保護機能が低下し、建物全体に悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、外壁塗装を検討すべき主な劣化症状について、いくつか紹介します。

チョーキング現象

チョーキング現象は、外壁塗料が風雨や紫外線によって劣化し、白色の顔料が表面に粉のように付着する現象です。

チョーキングは外壁の防水効果が低下しているサインであり、放置すると塗膜の剥がれや建物の寿命短縮につながります。

ひび割れ

ヘアークラックと呼ばれる細くて小さいひび割れから、徐々に大きなひび割れへとつながります。

ひび割れから水や害虫が侵入し、外壁材の腐食やカビの発生が起こる原因になります。早期発見と修復が必要であり、塗り替えが有効な解決策です。

塗膜の剥がれ

塗膜が剥がれている場合、塗装の効果はほとんどなくなっています。

塗膜が剥がれると外壁材が直接雨風や紫外線にさらされ、建物全体のダメージや雨漏りの原因となります。美観も損なわれてしまうため、早めに専門業者へ連絡しましょう。

シーリング材の劣化

外壁の目地を埋めるシーリング材が劣化すると、ひび割れや剥離が発生します。そのまま放置すると雨水が浸み込み、外壁材の腐食が進行します。

外壁塗装の寿命を延ばすためのコツ

外壁塗装は塗料や外壁材の耐用年数、劣化症状のタイミングで実施します。

しかし、費用面や時間を考えると、できるだけ時期を延ばしたいものです。以下では、外壁塗装の寿命を延ばすために役立つコツを紹介します。

定期的な洗浄やメンテナンス

外壁の定期的な洗浄とメンテナンスは寿命を延ばすうえで重要です。

外壁に汚れが付着すると劣化が進行するので、定期的な洗浄で外壁を清潔に保ちましょう。軽い汚れであれば自身で対処でき、専門業者に依頼する手間が省けます。

コーキングの補修

コーキングは外壁材との接合部を密閉し、保護する役割を果たします。

定期的なコーキングの補修を怠ると、外壁材にダメージが蓄積し、修復が複雑化します。サイディングやタイルなどコーキングが用いられている場合は、定期的なメンテナンスを忘れないようにしましょう。

耐用年数の長い塗料の選択

塗装時期を延ばすには、耐用年数が長い塗料を選ぶのが効果的です。

耐候性や耐久性に優れた塗料は、劣化を遅らせる効果があります。適切な塗料を選ぶことで、メンテナンスの頻度を減らし、コストと手間を節約することができます。

まとめ

一般的に外壁塗装の周期は、10年ごとが推奨されます。新築の場合は約8〜10年ごとに、2回目以降は使用した塗料の耐用年数を基準に塗り替えが必要です。外壁塗装にはさまざまな塗料があり、耐用年数や特性も異なりますが、耐久性の高い塗料を選ぶことが重要です。また、外壁塗装が必要かどうかは劣化症状を確認することで判断できます。チョーキング現象やひび割れ、塗膜の剥がれ、シーリング材の劣化などがあれば、塗装の必要性が高まります。外壁塗装の寿命を延ばすには、定期的な洗浄やメンテナンス、コーキングの補修が大切です。外壁塗装のメンテナンスを怠らず、適切なタイミングで行うことで、建物の美観と寿命を保つことができます。

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株式会社楽塗の画像 引用元:https://rakuto-kk.jp/

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